2009年12月4日金曜日

消されたヘッドライン



原題 "State of Play"(2009)

イギリスBBCのドラマをハリウッドでリメイクした作品です。
ドラマは観たことありませんが、新聞記者カル(ラッセル・クロウ)の旧友、コリンズ議員(ベン・アフレック)の秘書が列車事故を起こしたことがきっかけで、不倫関係が報道されてしまい、カルに助けを求めます。
カルは、取材中の殺人事件と列車事故の関連を見つけ、大きな陰謀が隠されていることに気づきます。

話の流れは、サスペンス映画ではよくある感じでしょうか。
しかし、この映画は途中で飽きることなく観れました。約2時間、緊張感のある映画です。
おそらく多くの人が、サスペンス的な要素を期待して映画を観る、または観たと思います。
この部分だけを注目して観てしまうと、おそらくラストで「え!?」っと悪い意味での驚きしか待っていません。

もう一つ注目して観ていただきたいのは、カルとコリンズの旧友としての関係です。
過去の事でコリンズに対して罪悪感を持っているカルは、コリンズに償う意味を含めて、取材に没頭していったように思えました。

宣伝の仕方が不味いですよね。大きな陰謀の渦に巻き込まれるみたいな。
それだけだと、どうしてもそこに主眼を置いて観てしまうと思います。
確かにそこがストーリーの軸になっているのですが、それだけでは2時間勿体無いです。

ここの辺りのラッセル・クロウとベン・アフレックの演技が良かったです。
カルとコリンズの過去を聞いてしまったカルの補佐をしていたデラの軽蔑の目が忘れられません。
この、謎解き+友人関係で、面白い映画になっていると思います。

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