
ジェシ・エド・デイビスプロデュースのジーン・クラーク実質的に初ソロアルバム「Gene Clark」1971年。
元The Byrdsとしての方が有名かもしれませんが、この作品はバーズからは明らかに脱却して彼本人のシンガーソングライターとしての才能が十分に発揮された作品だと思います。
CSN&Y周辺好きには是非聴いてほしい作品です。
ボブ・ディランにも賞賛されたらしいのですが、特に曲の出来が素晴らしいです。
フラワームーブメント後で、なにか一種の喪失感に覆われていた雰囲気を内包しているバーズ時代にはあまり見られなかったシンプルだけど影を持つ曲たちはどれも説得力があります。
The Bandの名曲「Tears of Rage」をカバーしているのですが、秀逸です。
初めて聴いたときは身震いしてしまいました。
こちらは現在輸入版で未発表音源を含む5曲のボーナストラック入りなのですが、その中には「Stand By Me」のカバーも入っています。
他の曲もオリジナルに収録の曲並みのいい曲揃いです。
本作は当初「White Light」とされる予定だったらしいのですが、なぜかレコードをプレスした跡に印刷されてなかったらしく結局「Gene Clark」がアルバム名ということに収まったらしいです。
ひそかにジャケットもお気に入りの一枚です。
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