
英国BBC放送のOutnumberedというシットコムです。
そもそも英語のリスニング練習目的で観始めたのですが、気付いたらハマってしまい何度も見てしまいました。
めちゃくちゃ笑えるというわけではないのですが、ほのぼのしつつ少しぶっ飛んでいる所があって日曜6時からのちびまる子ちゃんの枠あたりにあってもよさそうな感じです。
僕は台詞も所々暗記してしまったくらいで、非常に楽しみながら結果的に当初の目的も達成できたので英語の勉強をしたい方には是非オススメしたい作品です。
話は三人の子供に手を焼く両親の奮闘を描く、というよくあるタイプのファミリードラマなのですが、なにしろ子役の子達が本当にこう何と言うんでしょうか、不思議な魅力を持っていて見ているうちにどんどん愛着が湧いていきます。
例えば一番下の子カレンはいつも気怠いしゃべり方で大人がどもってしまいそうな困った質問をします。
この子はかしこい子なんですが愛想が悪くて少し冷めている部分があって、そんな所が逆に愛らしく感じてしまいます。
真ん中の子ベンは嘘をつく事がまるでDNAに組み込まれているかのようにバレるバレない関係なしに平気で嘘をつきます。唯我独尊気持ち良いくらいにわがままです。
客観的に見ているからでしょうか、手に余る子ほどかわいいなんてついつい親になったような気持ちになってしまいます。
見ていて特に感じた事は子役のアイデアのすごさです。
想像もできないようなことを次々としゃべります。
後で調べて分かった事なのですが、子役はストーリーのラインが与えられているくらいで半分はアドリブだそうです。
どうりで、と納得がいきました。
こうアイデアはすごいのですが現実的であったり急に子供じみたりと発想が自由で突拍子がないんです。
きっと監督がこういう手法を使ったのも、ドラマ用に大人が作ったシナリオに縛られる事のない等身大の現代の子供を捉えたリアルな家庭事情を撮りたかったのではないでしょうか。
その部分が他のシットコムと比べてのこの作品の一番の違いだと思います。
残念ながらこちらは日本では未放送、日本版DVDもありませんので見る方法はAmazon.co.ukでDVD購入するより他はありません。
以前Amazon.Ukでの買い物の仕方を紹介しましたので良ければそちらをご参考ください。
カレン:シラミをペットにできるでしょ。だって大きくないもん。
母:ダメよ。 カレン:一匹だけ。
母:ペットとしてはどうかしら、一緒に遊べないでしょ。
カレン:スパイごっこはできるよ。
母:でもしゃべれないじゃない。 カレン:シラミ語でしゃべるよ。
母:どんな事を言うの? カレン:なんか小っちゃいこと。
母:なんか小っちゃいこと? うー気持ち悪い。飼っちゃだめよ。
母:今はペットはよしましょう。
カレン:キリンは?お外で飼えるよ。 母:ちょっと大っきすぎない?
カレン:じゃあライオンは? 母:危ないわ。
カレン:パフィン(鳥)は? 母:(笑)...
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