2010年6月19日土曜日

潜水服は蝶の夢を見る

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実話を元にして作られたフランス映画です。
井上雄彦の連載中マンガに「リアル」というのがありますがそれを思い出してしまいました。
主人公が自分の事を底辺だと認識してからの内面の変わって生き方が非常に人間的でどうにかしてあげたいというせつない気持ちにさせてくれます。

有名女性ファッション誌「ELLE」の編集長が突如重い病気に陥いり、意識はあるが全身不随という、生きていることが苦痛な状況になってしまいます。
しかし周囲の人の献身的な介護もあっていつしか主人公にも前向きな気持ちが生まれ始め、更には生きがいまで見つけてしまいます。

生きるということは何なのか、そして五体満足で生活していけることへの感謝を感じさせられました。

2010年4月10日土曜日

ガマの油

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かなり久しぶりに邦画を見ました。

役所広司主演・監督の作品です。
キャリアのある俳優なのでもうとっくに監督作ぐらい撮ってたのかなぁと思っていたら以外にもこれが初メガホンだったそうです。

詳細についてはAmazonでみてもらうとして、とにかくびっくりしました。
これが役所広司が作った映画なのかと。

ホワッとした全体を包む雰囲気にデイトレーダーなんてワードがあったり携帯をすごい使ってたりともうむしろ共演していた瑛太が監督になったら作りそうな映画でした。



2010年2月4日木曜日

マッチスティック・メン

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原題”Matchstick Men” 2003年アメリカ

リドリー・スコット監督、ニコラス・ケイジ主演の詐欺師の映画です。
サスペンスの要素、ヒューマン・ドラマの要素のバランスが良く、話も難しくなくテンポも良いので誰にでも楽しめる映画だと思います。

詐欺によって生計を立てるロイ(ニコラス・ケイジ)のもとに、過去に付き合っていた女性との間にできたという女の子が突然現れる。ロイは彼女の出現により、戸惑い、今までの生活が一変していきます。

ニコラス・ケイジの潔癖症の演技がコミカルで面白く、詐欺の手口の巧妙さと大胆さは観ていて飽きず、子供との交流では観ている観客も一喜一憂してしまう、そんな映画です。
それも、良くできたストーリーと良いキャストのおかげでしょうか。原作は小説のようです。
初見では誰もが騙されてしまうラストが待っていますが、そればかりに気をとられて観てしまうと感動が薄れてしまうかもしれません。
大作っぽさがなく、そういった意味では派手さはありませんが、またそれが気軽に観れてヒューマン・ドラマ部分を引き立てていると思います。
僕はこの映画が大好きで、ラストを知っていても定期的に観たくなります。
悲しくもあり、幸せな未来が感じられるラストが大好きです。

2010年1月17日日曜日

ブラインドネス

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原題 ”Blindness” 2008年 日本・カナダ・ブラジル合作

”シティ・オブ・ゴッド”を製作したフェルナンド・メイレレス監督だけあって、非常に生々しい映画でした。
また、プロデューサーに酒井園子さんという日本の方が関わっています。
酒井園子さんのインタビュー記事
同じ時期にパニックホラー映画の”ハプニング”がありましたが、ブラインドネスのほうが数段面白かったです。

突然、世界の人々が失明する話です。そして、主人公のジュリアン・ムーアだけ何故か失明しない。
政府は目が見えなくなった人たちを、感染症の疑いがあるとして、収容施設に隔離する。
ジュリアン・ムーアは夫が収容施設に送り込まれるが、自身も失明した振りをして、収容所にわざと送り込まれる。

目が見えなくなり、何もかもが不自由な収容所で生活を余儀なくされる人たちが理性を失っていく様が恐いです。
非現実的な設定ですが、僕は映画に引き込まれてしまいました。
人の、弱く、恐ろしい部分が良く描けていると思います。
それと同時に人として大切な部分を思い出させてくれる映画でもありました。

残念ながら、世界の人々が失明し、パニックに陥るような大規模なパニック映画を想像してみると、おもいっきりスケールダウンして見えるかもしれません。
”シティー・オブ・ゴッド”同様、人を描いた映画です。
主要な登場人物の内面に注目してみると、とても素晴らしい映画だと思います。
ただし、暴力シーンなども満載です。
近年の映画によくある、あの凄まじさは無いにしても、嫌いな人にとってはちょっとツライかも知れません。

Blindness Trailer


2010年1月12日火曜日

ネガティブハート / マイナスターズ

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Musicのカテゴリに分類するかどうか悩みました。

さまぁ~ずのライブネタが発展していった成果がこれです。

三村の例のツッコミと大竹の変態几帳面ネガティブ志向男のネタに曲をつけバンドとして形になっています。

音楽的にはふざけているのかもしれませんが曲もプロの手によって作られている(チューリップの財津さん提供の曲もあります)って所なんか結局普通のアーティストと変わらないわけですから、列記とした音楽ですね。CDで出てるわけですし。

話もふざけた方向に持って行きますと、JAシーザーも真っ青、偶発性の音楽もなんのその超前衛的とでも呼びましょう。
私は天才だと思いました。

タモリも昔レコードを出していますが、ある意味では似ていますよね。


下にYoutubeで何点かのっけておきました。
これに関しては百聞は一見にしかずです。

レコードコレクターズとかレビューしてもらいたかったですね。真面目に。

まじめにやってふざけたような中身のものより一億倍素敵です。
だっておもしろいんですから。

2000年代邦楽Best10とかやったら一位とか二位とかで票をいれます。










2010年1月7日木曜日

Revival / Winterhawk

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最近の掘り出し物です。

ジャケットからも想像はできるかも(?)しれません、言い方が悪いですがB級クサメタルバンドと言ってよいでしょう。アメリカのバンドです。

発売は82年なのでNWOBHMからのメタルブームの中にリリースされていたことになりますが、セールス的には泣かず飛ばずだったみたいで、日本では昨年になってやっとdisc unionが解説つきの直輸入版という形で晴れて姿を見せる形になったそうです。

ただ本作、実力に対して知名度・セールスが比例していない、という掘り出し物の定義に適った名盤であり、メタル界ではもっと知られるべきだと思います。

共通点のあるバンドを挙げるとやはりまずはIron Maidenだと思います。
最初ヴォーカルに喰い気味でかぶさってソロが入ってくるあたりはモロにメイデンの影を感じずにはいられませんでした。
実際は直接的に似ていると言う訳ではありませんが、初期の荒削りのある演奏面と中期「Seventh Son Of A Seventh Son」まであたりのソングライティングを併せ持ったような感じで、ブリティッシュよりの方にはメロディアスな部分やツインギターが受けると思います。

ただブリティッシュバンドが持つ哀愁を出せているかと言うと近いものはあるが微妙です。なにか特有の暗さが足りないような気がします。

しかしギターはほんとにツボの捉え何処をソロといいリフといいわかっています。
プレイも速弾き、ユニゾン、泣き、おまけになぜかStatus Quoのようなコード進行のブギ系の曲があったりと幅広いです。

後は少しウリ・ジョン・ロート周辺やマホガニーラッシュなどにも近いような気がします。ただ個人的にはその路線やアメリカのメタルバンドと比較すると全然好みのタイプです。

イギリス以外のバンドからクサメロディを求めていると言う方には痒いところに手の届くようなぴったりの作品です。

ともあれメタル(メイデンより)好きの方はぜったいに聴くべきです!
かなりオススメです。



スターシップトゥルーパーズ

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原題 "Starship Troopers" 1997年製作

日本に特にファンが多いそうで、パート2は本国では劇場公開されなかったのに日本では劇場公開されたとか。
僕はずっとパッケージだけ観て、B級SFだとしか思っていませんでした。
確かにB級でした。でもブラックジョークの効いた面白いSFアクションでした。
凄い面白いわけじゃないんですけど、適度に面白い、っていうかくだらない。
なんだかんだで、飽きずに全部見れちゃいました。

完全にアメリカの帝国主義的軍事行動を批判している映画です。
それがコメディタッチで描かれていますが、戦闘シーンでのグロさが普通じゃないので、そこら辺が苦手な人とか、虫嫌いな人とか、ブラックジョークが合わないと完全に面白く無いです。
この映画は人を選びますね。

ストーリーは銀河を植民地化している人類と、先住していたバグ(虫のエイリアン)との戦いを描いたものです。
予算が少なかったようでCGも大作に比べたら完全に劣っていますが、この世界観を作った監督は凄いですね。
僕ならアホすぎて、コケそうで作れません。

とにかくSFファン、ブラックジョーク、グロシーンを楽しく見れる人なら、楽しんで見れること間違いなしです。
こういう映画は、肩の力を抜いて何となく観れるのがいいですね。

STARSHIP TROOPERS TRAILER


2010年1月6日水曜日

Luvanmusiq / Musiq Soulchild

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2007年発売のDefJamからAtlanticに移籍後の初アルバム、通算4thアルバムです。

とても聴きやすいネオ・ソウルです。
太い声ながら、甘く優しさが感じられる声質は、Musiq自信がStevie好きといっているだけあって、Stevieと同じ印象が持てます。
疲れているときに聴くと癒されます。

曲自体は、幅広いプロデューサが参加しているためかアルバムにまとまり感がないのですが、Musiq自身の持ち味で彼の曲になってしまっていますね。
流行りを入れつつも、大きく外れてもいない調度良い感じに仕上がってると思います。

メローな曲も好きですが、ダンスミュージック好きとしては、シングルカットもされた1曲目の「BUDDY」が最高です。
普段、スローな曲中心の人がちょっとアップテンポの曲を歌うのって、異常によく聴こえてしまいます。
そして、またまた原曲はTaana GardnerのHeartbeatです。
Aliciaの曲にも使われていました。

Youtube公式

そして3曲目の「Teach Me」。
スローな曲ですが、これも何度も聴きました。

Youtube公式

それにしても、Musiqは見た目悪いですね。。。

2010年1月5日火曜日

Stevie / Yesterdays New Quintet

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「Madlib」のジャズ・インストのプロジェクト、「Yesterdays New Quintet」のスティービー・ワンダーのカバーアルバムです。
ゆるい感じでかっこいい。
Stevieファンはどんな印象を受けるんでしょうか?
僕はStevieもMadlibも好きなので、最高の組み合わせなんですが。

なんて説明したらいいんでしょうか。
ライナーノーツもロクに読まない僕には、この感じはうまく表現できません。
とにかく聴いてみてください。

Yesterday's New Quintet - Too High


他の曲は、触りだけHMVで視聴できます。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1875311

メロディー弾いてるちょっとかわいい音の楽器はフェンダー・ローズって言うんですね。

2010年1月4日月曜日

STARDUST White Label / STARDUST

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Stardustのリミックス集です。
ジャケットの画像だと何もわかりませんね。
以下のリミックスが収録されています。

A1. STARDUST VS MADONNA
A2. STARDUST / MUSIC SOUNDS BETTER WITH YOU (BOB SINCLAR RMX)
B1. SPACEDUST / MUSIC FEELS GOOD WITH YOU
B2. STARDUST / MEDLEY (GROOVY69)

なんか、何もわかりませんね。

Daft Punkの片割れトーマ・バンガルテルです。
House、Disco好きにはヨダレ物です。
僕は「Music Sounds Better With You」で知りました。
PV観て速攻で探しましたよ。CD。
そして聴きまくりました。

Stardust : Music sounds better with you (HQ)


今聴いても良いですね。

そして、暫くして見つけましたよ。
このRemixアルバム。
「Music Sounds Better With You」より聴きまくりました。
STARDUST VS MADONNAはマドンナの「Holiday」のリミックスです。
大ネタ使いでズルイですかね。
僕にはそんなこと関係ないんで、聴きまくりました。

Madonna Vs Stardust


Stardust- Music Sounds Better With You(Bob Sinclar Remix)



もしかして、このアルバムに入ってますか?
詳細に書いてないのでわかりません。
僕が持っているのは12インチレコードですよ。
入ってるなら買い直そうかな。

2010年1月3日日曜日

パンズ・ラビリンス

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原題 "El laberinto del fauno" メキシコ・スペイン・アメリカ合作 2007年公開

パッケージを見て、子供向けのファンタジー映画だと思ってみてしまった人は、多分衝撃的だったと思います。
子供にも観せて良いかどうか迷うほどの映画です。
そして、色々な解釈が出来る映画で、答えもありません。

Wikipediaストーリ抜粋

スペイン内戦で父親を亡くした少女オフェリアは、妊娠中の母親と共に母親の再婚相手であるヴィダル大尉に引き取られて森の中にある軍の砦に住む事になる。ヴィダルは独裁政権軍でレジスタンス掃討を指揮する冷酷で残忍な男だ。彼はもうすぐ生まれる自分の息子だけを欲しがり、オフェリアの事は疎ましく思っていた。
この悲しい現実から逃れるかのように、オフェリアは妖精やおとぎ話の世界に引き込まれていくのだった。ある夜のこと、彼女の前に「妖精」が現れ、森の迷宮に導いていった。するとそこには迷宮の番人パンが待っていた。そして彼女を一目見るなり「あなたこそは地底の王国の姫君だ」と言うのであった。

戦時中に、翻弄される女の子の話です。
オフェリアが見るファンタジーな世界も、現実の戦争下の描写もグロテスクなシーンがあります。
この辺がダメな人が観てしまうとガッカリしてしまうこと間違いありません。
オフェリアが見ていたものは現実かどうかも、実はあまり関係ないのではないかと、僕は思いました。
夢(実現するかどうか分からない現実の目標でも)を見続けた人の自分の視点と、他人からの視点。
そんな風に僕には見えました。

パンズラビリンス予告


2010年1月2日土曜日

アバター

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原題 "Avater" 2009年

公式サイト

年末は忙しかったです。
不況で今年はゆっくりできるなーと思っていたのに。
そんな忙しい中、公開日にお付き合いで観に行きました。
全く期待してませんでしたね。
3Dとか言ってるし、まぁアトラクションっぽいのかなーとか思っていましたよ。

ジェームス・キャメロン凄いです。
完全になめていました。
家電メーカーが3Dディスプレイとか騒いでる理由もよく分かりました。
ハリウッドの本気CG凄いです。3Dスゴイです。
一昔前のキャプテン・イーオーとは全然違います。
ストーリーも決して悪くなかったのですが、ただ、映像が凄すぎてそちらにばかり感動してしまいました。
一緒に行った人は、「スター・ウォーズ以来の衝撃」と言っていました。
スター・ウォーズ大好きですが、確かにそれ以来の飛躍的な進化かもしれません。

現在、映画も簡単にインターネットからダウンロードでき、劣化コピーで低画質な映画を観ている人もたくさんいると思いますが、残念ながらこの映画は、映画館でないと十分楽しめないと思います。
久しぶりに、映画館で映画を観て良かったと本気で思いました。
はやく変なメガネをかけずに、3Dの映画を観たいです。

Wikipedia

しかし、10数年の間、技術進歩を待ったキャメロン凄いですね。
TVのCMなどでは、この良さが伝えられないのは残念でしかたありません。
 

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