
最近の掘り出し物です。
ジャケットからも想像はできるかも(?)しれません、言い方が悪いですがB級クサメタルバンドと言ってよいでしょう。アメリカのバンドです。
発売は82年なのでNWOBHMからのメタルブームの中にリリースされていたことになりますが、セールス的には泣かず飛ばずだったみたいで、日本では昨年になってやっとdisc unionが解説つきの直輸入版という形で晴れて姿を見せる形になったそうです。
ただ本作、実力に対して知名度・セールスが比例していない、という掘り出し物の定義に適った名盤であり、メタル界ではもっと知られるべきだと思います。
共通点のあるバンドを挙げるとやはりまずはIron Maidenだと思います。
最初ヴォーカルに喰い気味でかぶさってソロが入ってくるあたりはモロにメイデンの影を感じずにはいられませんでした。
実際は直接的に似ていると言う訳ではありませんが、初期の荒削りのある演奏面と中期「Seventh Son Of A Seventh Son」まであたりのソングライティングを併せ持ったような感じで、ブリティッシュよりの方にはメロディアスな部分やツインギターが受けると思います。
ただブリティッシュバンドが持つ哀愁を出せているかと言うと近いものはあるが微妙です。なにか特有の暗さが足りないような気がします。
しかしギターはほんとにツボの捉え何処をソロといいリフといいわかっています。
プレイも速弾き、ユニゾン、泣き、おまけになぜかStatus Quoのようなコード進行のブギ系の曲があったりと幅広いです。
後は少しウリ・ジョン・ロート周辺やマホガニーラッシュなどにも近いような気がします。ただ個人的にはその路線やアメリカのメタルバンドと比較すると全然好みのタイプです。
イギリス以外のバンドからクサメロディを求めていると言う方には痒いところに手の届くようなぴったりの作品です。
ともあれメタル(メイデンより)好きの方はぜったいに聴くべきです!
かなりオススメです。
0 コメント:
コメントを投稿