2010年1月17日日曜日

ブラインドネス



原題 ”Blindness” 2008年 日本・カナダ・ブラジル合作

”シティ・オブ・ゴッド”を製作したフェルナンド・メイレレス監督だけあって、非常に生々しい映画でした。
また、プロデューサーに酒井園子さんという日本の方が関わっています。
酒井園子さんのインタビュー記事
同じ時期にパニックホラー映画の”ハプニング”がありましたが、ブラインドネスのほうが数段面白かったです。

突然、世界の人々が失明する話です。そして、主人公のジュリアン・ムーアだけ何故か失明しない。
政府は目が見えなくなった人たちを、感染症の疑いがあるとして、収容施設に隔離する。
ジュリアン・ムーアは夫が収容施設に送り込まれるが、自身も失明した振りをして、収容所にわざと送り込まれる。

目が見えなくなり、何もかもが不自由な収容所で生活を余儀なくされる人たちが理性を失っていく様が恐いです。
非現実的な設定ですが、僕は映画に引き込まれてしまいました。
人の、弱く、恐ろしい部分が良く描けていると思います。
それと同時に人として大切な部分を思い出させてくれる映画でもありました。

残念ながら、世界の人々が失明し、パニックに陥るような大規模なパニック映画を想像してみると、おもいっきりスケールダウンして見えるかもしれません。
”シティー・オブ・ゴッド”同様、人を描いた映画です。
主要な登場人物の内面に注目してみると、とても素晴らしい映画だと思います。
ただし、暴力シーンなども満載です。
近年の映画によくある、あの凄まじさは無いにしても、嫌いな人にとってはちょっとツライかも知れません。

Blindness Trailer


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